どーも!
もし、いま死んでしまったら見られたくないものばかり遺してしまうバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。
今回は、2020年9月4日に日本テレビの金曜ロードショーで放送された映画『君の膵臓をたべたい』のレビューでございます。
タイトルだけで判断すると、カニバリズム的な猟奇映画なの…?って想像してしまいますよね。
実際のところは、切ないにも程がある感動的な青春映画です。
青春映画といっても、現役の高校生より、むしろ青春時代が遠い過去となった大人ほど深く味わえる映画ではないかと思います。
結論からいうと、すごく良い映画でした。
多少のネタバレは含みますが、大事なところは隠しますので、まだ未視聴の方も安心してお読みください。
映画『君の膵臓をたべたい』のザックリした概要
高校の教師である春樹は、老朽化した学校の図書館の建て替えのため、蔵書の整理を依頼されてしまいます。
高校時代にこの学校の図書委員であった春樹は、現役の図書委員である生徒のひとりに高校時代の思い出をポツリポツリ…と語り始めます。
その思い出の中には、絶対に欠かすことのできないクラスメートの女子生徒が存在していて…
と、ここから春樹の回想をストーリーの主軸にして、高校時代の春樹と大人になった春樹がリンクして、物語は進行していきます。
青春時代の淡く切ない思い出が12年の時を経て、蘇る―
映画『君の膵臓をたべたい』の主な登場人物
志賀春樹(「僕」)
映画の主人公。
-少年時代-(北村匠海)
他人に興味を示さず、関わりを持つことを避けている男子高校生。
病院で「共病文庫」というクラスメートが書いている日記を拾ってしまったことで、日常が大きく変化していく。
-12年後-(小栗旬)
大人になった春樹は教師になるが、机の中には退職願をしまっている。
また、高校時代にクラスメートから届いた結婚式の招待状の返事を書けずにいる。
山内桜良(浜辺美波)
映画のヒロイン。
クラスの人気者の女子。
膵臓の病気で余命わずか。
ひそかに書き綴っていた「共病文庫」という日記を偶然、春樹に見られる。
その後、クラスでただ一人だけ自分の病気のことを知っている春樹に付きまとうようになる。
滝本恭子
-少女時代-(大友花恋)
桜良の親友で、春樹のクラスメートでもある。
春樹のことを「あんなヤツ」と見下し、桜良と春樹の関係性に不快感を示す。
-12年後-(北川景子)
花屋で働き、結婚を控えている。
配達の途中で春樹を見かけて追いかけるが、結局、話しかけることができずにやり過ごす。
ガム君(矢本悠馬)
地味でクラス内で浮いた存在の春樹にも気さくに話しかけ、ガムを差し出す男の子。
たぶん、こういうタイプの男の子が将来、成功するんじゃないかと思う。
浜家
クラスの委員長。
春樹と桜良の関係がクラスの噂になると、春樹のことを何かと気にかけるようになるが、その真意は果たして…?
映画『君の膵臓をたべたい』の見どころと感想
浜辺美波が可愛すぎてツラい…
わたしはこの映画を観るまでは、浜辺美波は確かに可愛いけど他の同世代の女優さんと比べたら普通だな…と思っていました。
しかし、この映画を観ている最中にも浜辺美波に対する好感度は急上昇していき、一気に好きになりました。

可愛いにも程があるだろ…
しかも、ただ可愛いだけじゃないんですよね。
特に印象的だったのが、春樹に対して「生きたいよ…」と言ったときの横顔で、可愛いだけじゃなくて本当に綺麗な人だなって思いました。
演技力に関しては素人のわたしには語れませんが、惹きつけられる演技だったのは確かです。
仕草とか口調とか表情とか、もう全部が愛おしくて切なくなります。
また、春樹と焼き肉を食べにいく約束をしたその日の服装も見逃せません。
ミニスカートから伸びる脚が白くてすごく綺麗でした。
制服姿で学校の屋上の階段を上るシーンも、春樹の位置からはパンツが見えているんじゃないかとドキドキでした。
小栗旬の語り口と佇まいに切なくなる
さきほど浜辺美波の印象が変わったと申し上げましたが、小栗旬に対する印象も変わりました。
これまでは小栗旬って、どんな役を演じてもどこか軽薄な人物にしか見えませんでした。
でも、この映画の中での小栗旬の語り口や佇まいは、つらい過去を背負って生きているいる大人の男性という雰囲気が醸し出されていて、すごく魅力的な人物に見えました。
余命わずかなのに学校なんて行く気になる…?
桜良は、余命わずかなのに学校に通い、クラスメイトには明るい笑顔で接します。
「親友と過ごす大事な時間を壊したくない。」と言って、春樹以外のクラスメイトには病気のことも隠して…
もし、わたし自身が余命わずかと知ったら、学校なんてとても行く気にはなれません。
一日中、映画を観たり、本を読んだり、ゲームをしたり、したいことだけすると思います。
それはそれで虚しい気もしますが…
それか、もっと自暴自棄になって、不特定多数の男性と関係を持ったりするかもしれませんね。
というのも、桜良の死ぬまでにやりたいことリストの中にもあるんです。
- 恋人じゃない男の子とイケナイコトをする
という項目が…
もっとも、桜良の場合は、不特定多数の男性と…というわけではなくて、はじめから特定の相手を想定したように思えます。
桜良は自暴自棄にはならず、学校にも明るく通えました。
もちろん、親友とこれまで通りの楽しい時間を過ごしたいという気持ちもあったのでしょう。
さらには「明日、死ぬかもしれないのは皆同じ。私も君も1日の価値は一緒だよ~。」という考えを桜良が持っていたからです。
この言葉は、映画の後半、グサリと刺さる展開となっていますので覚えておきましょう。
映画『君の膵臓をたべたい』を少し考察してみた
可能であれば『星の王子様』を先に読んでおきましょう
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作『星の王子様』が映画の中にたびたび登場します。
誰もが知る名作であれば、例えば『人間失格』とか『ハリーポッター』でもいい気がしますが、なぜ『星の王子様』なのでしょう。
その答えは、この映画と『星の王子様』の内容を照らし合わせれば見えてくると思います。
映画の内容をより深く理解したいという方は、ぜひ『星の王子様』を合わせて読んでみましょう。
- ぼく
- 孤独
- 仲良し
- 別れ
といったキーワードが、この映画を観るうえで効いてくるかと思います。
もちろん、『星の王子様』をまったく読んだことがないという人でも、充分にこの映画を味わうことはできますので、読書嫌いの方もご安心ください。
主人公曰く、桜良は「クラスで3番目に可愛い」
桜良に「わたしってクラスで何番目に可愛い?」と聞かれ、春樹が「クラスで3番目」と答えるシーンがあります。
本気でそう思ってるのか、それとも照れ隠しなのか…は、分かりません。
が、映画として「クラスで3番目に可愛い女の子」をヒロインに据えたのは巧妙だなと思いました。
実際に男子にモテる女の子って、クラスで1番可愛い子よりも3番目くらいの女の子だったりするんですよね。
映画を観ている男性諸君は、ますます桜良のことを好きになってしまうわけですな。
また、女子側の視点から見ても、桜良に感情移入しやすいポジションとして「3番目」を選んだのではないかと…

わたしなんて全然可愛くないし…
なんて、卑下しているように見せて、内心では

まあ、クラスで3番目くらいかな?
と自己評価している女子は、けっこう多いのではないかと…

大変おこがましくもあり恐縮ではありますが、実はわたしはそう思っておりました…
まあ、実際には全然モテなかったので、わたし自身の「クラスで3番目」という自己評価は、客観視してみれば過大評価だったわけですが…
ふたりのあいだに恋愛感情はあったのか?
「春樹と桜良は、お互いに対して恋愛感情はあったのかな…?」
この映画を観た人の中には、こんな疑問を抱く人も少なくないと思います。
私も考えてみたのですが、書き始めてみたらすごく長くなってしまったので、この疑問に対しての私なりの答えは別記事に改めて書きたいと思います。

映画『君の膵臓をたべたい』は『世界の中心で、愛をさけぶ』に似てる?
- 不治の病で余命わずかな少女
- 高校時代の切ない想い出と、大人に成長した主人公がリンクして展開していくストーリー
- 先に逝く少女が、特別な人に宛てて遺す本の存在
この三点が、『君の膵臓をたべたい』(以下:キミスイ)と『世界の中心で、愛をさけぶ』(以下・セカチュー)に共通しています。
どちらも悲しく切ない物語ですが、より悲壮感が強いのは『セカチュー』のほうかなと思います。
ですので、より悲しみのどん底に浸りたいという気分の人は『セカチュー』のほうがグッとくるものがあるかもしれません。
ただ、悲しすぎる物語に心がついていけない精神状態のときは『キミスイ』のほうが観やすいです。
どちらもとても良い映画ですから、セカチューが好きな人ならキミスイもきっと好きだし、キミスイが好きな人ならセカチューもきっと好きになるのは間違いないです。
ほかに私の好きな映画に『永遠の僕たち』という作品があります。
『永遠の僕たち』のヒロインも、やはり病気によって余命僅かで、そんな中で主人公の男の子と愛を育んでいくストーリーとなっています。

映画『君の膵臓をたべたい』の感想まとめ
観てよかったと思ったし、とりあえず録画しておいて正解でした。
先週の金曜日に録画した「君の膵臓をたべたい」。土曜日に観たけど、1週間も経ってないのにまた観て、また泣かされた。
— キサカ・ヒメノ (@Hi_CH4) September 10, 2020
わたしは、映画はテレビで放送されるまで待ってお金を掛けずに楽しむ派なのですが、お金に余裕ができたらこの映画のBlu-rayも買おうと思いました。
観たばっかりだから印象が強いというのもありますが、今現在のわたしが好きな映画NO.1です。


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