生きていれば、たくさんあるよね。ツライことって。
毒親からの呪縛に苦悩したり、ロクでもない男に付きまとわれたり、夢を叶えるための一歩が踏み出せなかったり…
そんなとき、何よりも支えになってくれるのが、ペットという存在なのかもしれません。
文字通り命をかけて、さらには生まれ変わっても、また大切に想う人のもとへとやってきてくれる、そんな犬のお話が『僕のワンダフル・ジャーニー』という映画です。
かなり泣けます。
開始15分で泣けて、またその10分後には泣けて、また泣けて…と、最初から最後まで思いっきり泣ける映画でした。
というわけで、映画『僕のワンダフル・ジャーニー』のレビューを書いていきます。
少しネタバレもあります。
映画『僕のワンダフル・ジャーニー』をおすすめしたい人
- 人生に嫌気が差している人
- ペットを飼っている人(犬に限らず)
- ペットとの別れのとき、後悔したくない人
映画『僕のワンダフル・ジャーニー』のザックリあらすじ
農場を営む老夫婦のもとには、一匹の老犬がいました。
老犬は老夫婦に愛され、老犬もまた、老夫婦を愛し、その孫娘のことも大好きでした。
しかし、老夫婦の息子は若くして亡くなっており、遺された義理の娘は自分勝手に振舞ってばかり。
ついに義理の娘は、孫娘を連れて家を出て行ってしまいます。
そして、寂しさを感じている老父に追い打ちをかけるように、老犬も最期のときを迎えます。
主人は最期の別れのとき、「次に生まれ変わったら孫娘のもとへ行き、彼女を守ってくれ」と願いながら、老犬を看取りました。
その後、生まれ変わったワンちゃんは、孫娘を見つけ出して共に暮らし始めますが、理不尽な事故で命を落としてしまいます。
しかし、使命を果たすため、また生まれ変わって孫娘を探しました。
でも、再会を果たしたからといって、そう都合よく孫娘と暮らすことはできません。
使命を果たせぬまま天寿を全うしては、また生まれ変わり、孫娘との再会を果たします。
ワンちゃんは前世までの記憶を活用し、孫娘が幸せになれるよう導いていくのです。
映画『僕のワンダフル・ジャーニー』での、心に優しく響くセリフ
YESって言ったほうがいいんだよ。言えるときは…
10数年ぶりに祖父母に会いに来た孫娘は、直前で祖父母との再会に迷いを見せます。
幼馴染「おじいさん、おばあさんに会いに行こう!」
孫娘「YES…」
事前にこんなやりとりがあったようで、この「YES」を少し後悔しているようです。
孫娘には、祖父母と一緒に暮らしていた幼少期の記憶はなく、母親からは「おじいちゃん、おばあちゃんは悪い人」と聞かされていたのです。
孫娘「なんで、あのときYESって言っちゃったんだろう…」
そんなためらいを見せる女性に対して、祖父母との再会に同行した幼馴染の言葉が
「YESって言ったほうがいいんだよ。言えるときは…」
「少しでも前向きな気持ちがあるときには、物事を良い方向に考えて、前向きな決断をしていこう。」と、優しく背中を押してくれる言葉ですね。
究極の目的は人を愛すること~中略~彼らを愛することがご褒美だ
これはエンディングで、天国へと旅立つワンちゃんのセリフ(気持ち)です。
愛犬の死って、言葉では言い表せないほど悲しくてツラいですよね?
- あの子は、ウチに来て幸せだったんだろうか…
- あの子のために、もっとしてやれることがあったんじゃないか…
ワンちゃんのことを愛していればいるほど、そんな苦悩に押しつぶされそうになるかもしれません。
でも、そんな飼い主の苦悩に対するワンちゃんの返答が、この言葉には詰まってるんです。
映画『僕のワンダフル・ジャーニー』の感想まとめ
まさに犬好きのための映画でしたね。
いま、犬を飼っている人には、ぜひとも見てほしい。
いずれは訪れるであろう愛犬との別れの前に。
もっと愛情を注いでやれたはずなのに…なんて、後悔しないために。
ペットロスの深い悲しみに沈んだとき、この映画はほんの少しだけ、悲しみを癒してくれるような気がします。
冒頭で、泣ける映画だと書きましたが、悲しい涙だけでなく、幸せな涙も流せる映画です。
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追伸というか、個人的な話
私は犬を飼ったことはありませんが、ネコと同棲しています。
このブログを泣きながら書いている私のそばで、心配そうにじっと私を見ています。

内容を思い出して、レビュー記事を書いているだけでも、泣けてきちゃう感動的な映画でした。
子供の頃にもネコがいて、ペットロスのツラさも経験しています。
大好きな家族との別れのツラさは、イヌ派もネコ派も変わりません。(というか、飼ったことがないというだけで犬も好きです。)
さて、ブログ執筆はここで切り上げて、いま私をじっと見ているコイツをこの後、思いっきり撫でまわしたり遊んだりしてやりたいのだ!(ネコの場合、やり過ぎると嫌われるので、ほどほどにしておきます。)


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