どーも!
絶体絶命の状況に追い込まれると下腹部がムズムズしてしまうという謎の生態を持つバーチャルブロガーのキサカ・ヒメノです。
今回は2018年9月4日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『絶対×絶命』のレビューでございます。
映画『絶対×絶命』の概要
刑事フランクの息子は白血病で骨髄移植が必要。
で、やっと見つけた適合者は凶悪な殺人者である囚人のマッケイブ。
が、マッケイブは移植手術が行われる病院で逃亡を企てます。
息子を助けたい刑事フランク、逃亡の機会をうかがうマッケイブ、射殺してでも逃亡を阻止したい警察、それぞれの思惑が交錯するサスペンス・アクション映画です。
映画『絶対×絶命』の主な登場人物とその印象
フランク・コナー
サンフランシスコ市警の刑事。
妻を亡くし、男手ひとつで息子を育てる良きパパ。
ピーター・マッケイブ
凶悪な殺人者にしてIQ150の天才。
フランクの息子コナーの骨髄移植の適合者。
サイコパスっぽさを感じる。
マシュー・コナー
フランクの息子で9歳。
白血病で骨髄移植が必要。
かわいい。
サマンサ・ホーキンス
ピーター・マッケイブの主治医。
勇敢な女性。
映画『絶対×絶命』の見どころと感想
天才犯罪者の逃亡計画
まず感心させられたのが、マッケイブが逃亡をするために考えた計画です。
誰も予想していなかった事前の準備によって麻酔を無効化し、嵌められた手錠も外し、医師を人質にしてマッケイブは手術室から逃げ出します。

天才すげー
移植手術に立ち会っていた警官のひとりはマッケイブを射殺しようとしますが、刑事のフランクはそれを阻止します。
マッケイブが死ねば、息子の骨髄移植もできなくなってしまうというわけです。
すべてマッケイブの計画通りというわけですな。
ということで、フランクは警察の手からマッケイブを守りながら、マッケイブを捕まえなくてはならないというハードな条件を課せられてしまいます。
息子を助けたい刑事 vs 逃亡したい犯罪者 vs マヌケな警察
なんとしても逃げたいマッケイブ、命令違反を犯してでもマッケイブを生け捕りにしたいフランク、射殺してでも逃亡を阻止したい警察。
この三者の構図が完成します。
この三者それぞれの駆け引きが、この映画の設定の見どころでしょう。
が、逃げるマッケイブと追うフランクに対して、警察の対応は少々ヌケているような気がしました。
フランクと警察の追跡を嘲笑うようにかわしていくマッケイブと、警察に邪魔をされながらもマッケイブに肉薄していくフランクの対決は面白かったです。
何気にカーチェイスシーンも面白い
病院内での逃亡と追跡が映画のメインですが、病院外で行われるカーチェイスも見ごたえがありました。
むしろ、病院内での心理戦よりもカーチェイスシーンのほうが白熱したかも。
1人のために犠牲者多数…
映画の設定やストーリーの展開はなかなか面白かったのですが、「ひとりの命を救うために無関係な他の数名が犠牲になってしまう」ことと、それでも「ハーピーエンドに持っていこうとする」ことには違和感を覚えました。
他の映画でもよくある展開ですが、この手の展開には私は違和感を覚えずにはいられません。
でも、この映画で守られたのはまだあどけない子供の命なので、「大人が子供を守るために戦った。」と思えば、後味はそこまで悪くないというか、ギリギリ納得できるかなぁ…
もっとも、この映画の場合は単純なハッピーエンドではなく、思わず「ヒェッ」とお漏らししそうなラストシーンが残されていますが…


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