あなたの考え方はどっちですか?
- 歴史そのものを学ぶのか?
- それとも歴史から学ぶのか?
学校の授業は前者。
でも、人生で役に立つのは後者のスタンス。
いや、そんな勉強とか人生に役立てようとか、そんな面倒くさい話は抜きにして、面白い本!
日本史というか、そもそも勉強が苦手…
でも、教養として「教科書に載っていないような歴史の知識を身につけたい」。
そして、「身につけた知識を人生に生かしたい。」
そんな「勉強は嫌いだけど今よりもっと賢くなって、より良い人生を手に入れたい!」というアナタにこそオススメ。
多くの人が知らない意外な歴史の事実がアナタの教養となり、アナタの人生を好転させるきっかけになるかもしれません。
あっ、人生とか教養とか、そんな面倒くさいことは抜きにして、エンタメとして面白いということは繰り返しておきます。
乃木坂46二期生の山崎怜奈による偉人考察
ファンの皆さんはご存知だと思うが、山崎怜奈はアイドル界の才女であり歴女。(乃木坂46は2022年7月に卒業)
今ではクイズ番組を中心に活躍されていますね。
そんな山崎怜奈が各テーマごとに2人の専門家を交えて、歴史上の出来事や人物を掘り下げていく座談形式の歴史エンタメ本です。
さらに各テーマからの学びを、現代に生きる著者自身や社会に照らし合わせて書かれたコラムは、「歴史から学んだことをどう生かすのか」を考える参考になるでしょう。
コンプレックスとピンチをバネに運を引き寄せた岩崎弥太郎と自己肯定感
『歴史のじかん』のなかで取り上げられているうちのひとり、岩崎弥太郎について、ちょっとだけ書いてみます。
三菱をつくりあげたことで有名な岩崎弥太郎。
彼は農民からもバカにされるような身分の低い家の出自でした。
しかし、小さいころから「海運王にオレはなる!」なんてことは言ってないでしょうけど、とにかく偉くなりたかった。
そのために勉強しまくった。
それが功を奏して、のちのちの成功につながるわけです。
具体性はなくても、とにかく成功している自分をイメージできていたのが岩崎弥太郎の成功の秘訣だったのかもしれません。
だけど、多くの人は「自分はダメなやつだ…」と落ち込むと、「どうせ自分にはできっこない」と弱気になってしまうと思う。
「努力しても無駄だ。」と思ってしまう。

少なくても私はそうです。
でも、山崎怜奈はコラムのなかで、
できないときでも自分を肯定できる柔軟性
こそが自己肯定感だと書いている。
今を肯定した上で「もっとこうしていきたい」と変化していけることが、幸せな努力の方向性だと思う。
とも書かれている。
いまの自分を肯定できれば、将来の自分を信じることができるし、それが努力のモチベーションを維持できる人の考え方なのかもしれません。
不安定な世の中ほど、自己肯定感のパラメータが高いほど幸せを掴めるし、周囲の人も幸せになれる。
さらに言えば、あなたをバカにしていたヤツらへの最高の復讐は、あなた自身が幸せになることなのです。
きっと岩崎弥太郎にも、そんな想いがあったのではないかと思います。
職場の人間関係から恋愛まで応用できる考え方だと思うので、これらの悩みがある人には、ぜひ読んでいただきたいコラムです。
「最近の若者は何を考えているか分からん…」なんていう世代の大人なら、若者を理解することにも役立つかと思います。
さて、ほかにも紹介したいテーマはありますが、全部書くわけにもいかないので『歴史のじかん』の概要に戻ります。
『歴史のじかん』はトーク形式だからスラスラ読める
歴史や教養を身につけて賢くなりたいけど、勉強目的で本を読むのって苦手…
そんなアナタでも読みやすいトーク形式の内容がメインです。
教科書や専門書ではないので、エンタメとして楽しみましょう。
年表を覚える必要もないし、歴史に詳しくなくても、ちゃんと楽しく学べる歴史本です。
歴史マニアには物足りないかもしれない…
わたし自身は単なる歴史好きというだけなので、知らないことも多く、「そうだったのかー」と心の中で何度も呟いた一冊でした。
とは言え、「歴史好きならそれくらいのことは知ってるわー」という内容も少なくはなかったです。
歴史マニアが知識欲を満たすための本としては、物足りない内容ではないかと思います。
しかし、この本の意義は「歴史の知識を得ること」ではなく、「歴史上の偉人から何を学び、自分の人生でどう生かすか」を考えることにあります。

だれにも相談できない悩みは、歴史上の偉人にアドバイスを求めましょう。
れなちファン必見のかっこいいグラビアも見れる
乃木坂46の制服姿で、刀や鉄砲を構えた山崎怜奈のグラビアも掲載されています。
れなちファン必見ですな。
凛々しい姿がカッコカワイイ!


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