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映画『クーデター』【異国の地でクーデターに遭遇したらアナタは無事でいられるか?】

映画レビュー
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どーも!

海外に渡航した経験は一度もないバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は、2020年6月18日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『クーデター』のレビューでございます。

簡潔にいうと、東南アジアの一国に赴任してきたアメリカ人男性とその家族が現地の暴徒に襲われる恐怖を描いた映画ですね。

あくまで映画の中での話ではありますが、

もしかしたら実際に自分も同じような恐怖を体験するかもしれない…

もし、あの場面のあの人物が自分だったら…ガクブル…

と、想像してしまうような臨場感のある映画でした。

映画『クーデター』のザックリした概要

主人公であるアメリカ人男性は、仕事のために妻子を連れて東南アジアの某国へとやってきます。

しかし、それと時を同じくしてクーデターが発生。

暴徒と化した反乱勢力は、政府だけでなく外国人をも標的とし、見つけ次第に殺害するという冷酷な集団です。

男は妻子とともに滞在先のホテルに身を潜めようとしますが、そのホテルも暴徒に包囲されてしまい…

映画『クーデター』の主な登場人物

ジャック

主人公。

仕事のために妻とふたりの娘を連れて東南アジアへやってくる普通のパパ。

演じているのは、オーウェン・ウィルソンです。

『エネミーライン』という映画(おすすめ)にも出演していますね。

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アニー

ジャックの奥さん。

映画の前半では胸元がユルユルです。

ルーシー & ビーズ 姉妹

ジャックとアニーの愛娘。

まだまだ幼く、わがまま放題。

危険なのに大きい声出しがち。

ハモンド

チャラいけど渋みもあるイケオジ。

飛行機の中でジャック一家と知り合い、いろいろと世話を焼いてくれる。

が、アニーは敬遠気味。(子供の教育上、あまりよろしくない。)

果たして何者なのか…

演じているのは、ピアース・ブロスナンです。

『サイバー・リベンジャー』という映画(こちらもおすすめ)にも出演していますね。

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映画『クーデター』の舞台は?

真っ先に連想してしまうのはタイ

映画の舞台となっている国はどこなのか…ということは映画の中では明示されてはいません。

が、東南アジアでクーデターというと、真っ先にタイを思い浮かべる人が多いかと思います。

でも、タイの人って温厚なイメージもありますし、今現在のタイでこんな惨状が起こることは想像しずらいですね。

ベトナムと隣接している国

ネタバレにつながってしまうので詳しくは書きませんが、舞台となっているのはベトナムと隣接している国ということが映画の中では描かれています。

となると、カンボジアかラオスということになりますね。

高い年齢層の方や現代アジア史に詳しい人だとカンボジアを内容的にイメージしてしまうかと思います。

いずれにしても、映画の中ではどの国を舞台にしているかということは明確にはされていません。

とりあえず、東南アジアにある架空の国という認識でOKかな。

どこの国でも可能性は0ではない…

この映画の舞台のモデルになっている国は、タイ、カンボジア、ラオスのいずれかではあると思います。

でも、もし同じような事件が起きて外国人が標的となってしまうケースは、東南アジアに限った話ではないですよね。

日本人が標的となる可能性も0ではない…

もし、自分の身にも同じことが起こったら…と想像し、恐れ慄きながら観てしまう映画でした。

映画『クーデター』の見どころと感想

子供嫌いの人はイライラするかも

主人公の男には2人の娘がいます。

で、もちろん男は娘2人を守ろうと必死なのですが、この娘が自分勝手に動き回ったり、わがまま言ったり、きゃあきゃあ騒いだり…

お前らの命も懸かってるんだから、ちゃんとパパの言うこと聞けよ!ってイライラするかもしれません。

このあたりは、観る人自身に子供がいるか、そうでないかによっても、観方が変わってくるかもしれませんね。

奥さんの胸元がセクシー

映画にお色気シーンを期待している殿方も少なからずいらっしゃるかと思います。

そういった男性には残念な報告となりますが、ベッドシーンやモロ見えはありませんでした。

が、主人公の奥さんは胸元が大胆に開いたファッションに身を包んでおりますので、多少はお愉しみいただけるかと思います。

といっても、胸元チラリが拝めるのも映画前半のみとなりますので、あまり期待はしないように。

確率が限りなく低いけど自分の身にも起こりうる恐怖…自分だったらどうするか?

わたしは今まで海外に行ったことはないし、今後も行かないかもしれませんが…

もし、たまたま選んだ海外旅行先でクーデターが発生したら…

就職した会社に海外勤務を命じられて、その先でクーデターが発生したら…

もし、クーデターの矛先が外国人に向けられたら…

この映画ではクーデターが描かれていますが、テロリストの標的にされる可能性だってあります。

そんな風に考えると、なかなかこれはリアリティのある映画のように思えてきます。

シーンのひとつひとつをとってみても、例えば、ひたすら身を隠すのか、それとも暴徒の隙をついて逃げ出すのか…?

選択を誤れば、待ち受けているのは死です。

で、主人公の妻と娘2人は、表に出ていくのは怖いからずっと隠れていたいわけです。

が、とてもじゃないけど隠れてやり過ごせる状況ではないことが分かっている主人公は、なんとか妻と娘を連れて逃げ出そうと必死になります。

「なんとかその場所から逃げ出さなければ」と頭では分かっていても、やっぱりその場所から動くのは怖い…と、そんな場面の連続の映画でした。

【少しネタバレ】父親の頭を撃ちぬいて自分だけは助かる?

映画の終盤に差し掛かったあたりで、主人公の男とその娘は暴徒に捕まってしまいます。

で、娘は暴徒のひとりに拳銃を渡され、「死にたくなければ父親を殺せ!」と残酷な命令をされてしまいます。

娘だけでも助けたい主人公は、「大丈夫だ…愛してる…引き金を引くんだ。」と娘に語り掛けます。

そうは言われても、娘の立場からしてみれば、自分の父親を殺すなんてできませんよね。

もしも、自分が父親の立場だったら…あるいは娘の立場だったら…と想像してみてください。

ちなみに私は、自分が娘の立場だったら撃っちゃうかも…なんて考えてしまいました。

自分の命が助かりたいから…というよりも、どうしようもないその状況から解放されて、いっそ楽になってしまいたいのですよ。

父親を撃ったあと、どっちみち自分も暴徒に殺されるでしょうし。

でも、私の今までの人生を思い返してみると、プレッシャーから逃れたい一心で勢いに任せた結論を出すと、たいていの場合は後悔することになるんですよね。

どんなに苦しい状況でも、結論を急いで出そうとはせず、ギリギリまで状況が変化するのを待ってみるというのが最善なのかもしれませんな。

別の立場からも観てみる…自分は外国の人を守れるか?

さすがに現代の日本でクーデターが発生して、そこらじゅうの日本人が暴徒化する…なんてことはないかと思います。

が、外国人に対して過激な差別をしている日本人が一部にいることも事実です。

仮にこの映画と似たような状況に日本が陥ってしまった場合、自分は外国の人を助けることのできる良識ある日本人でありたいなとも思える映画でした。

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