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寒波はとつぜんやってくる…映画『サイレント・ワールド 2012』

映画レビュー
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どーも!

雪が降ったら家の中でヌクヌクしていたいバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年8月23日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『サイレント・ワールド 2012』のレビューでございます。

他のサイトやブログのレビューを読んでみると「ツッコミどころ満載のC級映画」なんて評価されていますが、わたしはけっこう面白かったと思います。

おそらく映画マニアの方や深い洞察力や考察力を持っている方からすると、モヤモヤしてしまうつまらない映画なんでしょうな。

逆に私は「ほげーっ」と何も考えずに観ちゃったので最終的には面白かったと感じました。

ということで、私のように難しいことは考えず、受け身姿勢で気楽に映画を楽しみたいという人にだけおすすめできる映画です。

何も考えずに気楽に…とは言っても、ハラハラドキドキするスリリングな映画ですぞ。

映画『サイレント・ワールド 2012』のザックリした概要

アイスランドの氷河が崩壊し、大きな氷の塊に到達――アメリカは極寒の地となってしまうパニック映画です。

父・母・長男の3人が数々の試練を乗り越えながら、ニューヨークにいる長女のもとに向かいます。

家族は無事に再会を果たすことができるのか…!?

映画『サイレント・ワールド 2012』の主な登場人物

ビル(父)

一家の大黒柱で気象学者。

デブだし、ひとつのことに夢中になると周りが見えなくなるダメオヤジ。

オープニングでは「コイツが主人公かよ。」とガッカリしたけど、物語が進むにつれて頼れるところを見せてくれるようになります。

テリ(母)

議員秘書…だけど、映画の中でその職業が生かされるような場面は特にありませんでした。

ネルソン

ファミリーの長男で、高校生。

父上の影響で気象オタク。

ノートPCやスマホを駆使して大活躍します。

かわいい系の年下男子が好きなお姉さまたちは要チャック!

この男の子のせいでポテチを食べたくなるので、この映画を観るときはポテチを用意しておくことをおすすめします。

お腹すいた~

ジュリア

ファミリーの長女で、ニューヨークの大学に通うギャル女子大生。

少しケバいけど美女です。

ローガン

ジュリアの彼氏。

最初はチャラ男っぽかったけど、頼れる男だし、礼儀正しい好青年でした。

あと、けっこうイケメンです。

映画『サイレント・ワールド 2012』の見どころと感想

パパにイライラする序盤(ここで映画から離脱したくなるかも)

アイスランドの火山を調査している同僚と通信しながら、パパは娘のジュリアを車に乗せて空港に向かいます。

まだこの時点では、アメリカ本土は普段どおりです。

空港に着いてもパパは同僚との通信に夢中で、ジュリアの声がまったく耳に入りません。

ジュリアはイライラしながら車を降りますが、それでもパパは同僚との通信に夢中です。

同僚からの報告が衝撃的とはいえ、どんだけ娘に無関心なんだよ!

さらに娘が降りたことにも気付かずにパパは通信を続け、セクシーな婦警さんに「車が邪魔よ。」と注意されても無視を続けます。

人の話を聞かない人って、ホントにイライラするわ~

と、この映画の主人公であるパパがあまりにも魅力のない人物なので、この時点で観るのを止めたくなる人もいるんじゃないかと思います。

私も観るのを止めようか迷いました。

でも、物語が進んで、家族がピンチに襲われるたび、ちゃんと頼れる父として活躍します。

軍が実行した作戦のせいで被害拡大(CGしょぼい?)

ネタバレを避けるためにストーリーの細かい部分は解説しませんが、火山の噴火によって崩壊した氷河が北米に到達すると、場所によっては人が一瞬で凍りつくほど気温が下がってしまいます。

軍は事態を収拾するため、氷河を爆発させる作戦を執ります。

爆薬を仕掛けたり、戦闘機でミサイルを撃ち込んだり、核弾頭を撃ち込んだりします。

でも、これがぜんぶ失敗…

アメリカの映画って最終兵器的に核を使って大失敗のパターンが多いですな

そして、氷河の一部だけが弾け飛び、巨大な塊となって街へと降り注ぐというヤバイ結果となってしまいます。

戦闘機が巨大な氷河に向かっていくシーンや巨大な氷の塊が降り注ぐシーンはいかにもCGっぽいですが、けっこうスリリングなシーンでした。

世界の希望を担う英雄は出てきません

こういった類の映画の場合、「政府や軍の執る作戦に対して一介の科学者が異を唱え、対立しつつも最終的には協力して解決する」――みたいな流れが多いけど、この映画にはそういう展開はないです。

主人公であるパパは気象学者ではありますが、地球規模のことよりも家族を守ることを最優先して行動します。

政府高官や軍の幹部が集まって作戦会議をするといったようなシーンもなく、あくまで主軸は家族に置かれた映画です。(軍がいろんな作戦を行使して氷河を破壊しようと試みるシーンも一応あるのは前述したとおりです。)

ごく普通の家族が主人公のお話というわけです。

長女のいるニューヨークへ向かう両親と弟にどんな困難が待ち受けているのか…

家族の到着を待つ長女とその彼氏は極寒のニューヨークを生き抜くことができるのか…

そして、家族は無事に再会することができるのか…

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