どーも!
船には3回しか乗ったことがないバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。
今回は、2020年9月8日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『キャプテン・フィリップス』のレビューでございます。
ソマリア沖で、実際に起こった海賊事件をもとにした映画らしいです。
リアリティと緊迫感があって、一瞬たりとも目が離せなくなる映画でした。
なお、肝心な部分についてのネタバレはしませんが、あらすじはザックリと書いちゃいます。
映画『キャプテン・フィリップス』のザックリした概要
2009年4月、ソマリア沖で実際に起こった「マースク・アラバマ号事件」を描いた作品です。
映画の前半では、海賊とコンテナ船クルー達の戦いが描かれています。
映画の後半は、海賊に拉致されてしまった船長フィリップスの孤独な戦いと、アメリカ海軍による船長救出作戦が描かれます。
映画『キャプテン・フィリップス』の見どころと感想
リアリティがすごい!
実際に起きた事件をもとにした映画だけあって、すごくリアリティのある映画でした。
監督や撮影スタッフの技量によるところも当然あるんだろうけど、やはり役者さんがすごくなければ成り立たない映画だったんじゃないかと思います。
というのも、まず、主演のトム・ハンクスがトム・ハンクスだと私には分かりませんでした。
完全にコンテナ船のキャプテンになりきっているんですな。

ダンディなヒゲが印象的だね
さらには、アメリカ海軍特殊部隊SEALsの元隊員とか、現役の海軍衛生兵の方も撮影に参加したらしいです。
緊迫感がすごい!
- 海賊船の接近に気付き、エンジンギリギリまで速度を上げるアラバマ号
- 接近した海賊の乗船を阻止するアラバマ号クルー達の戦い
- ついに乗船してしまった海賊達と、キャプテン・フィリップスの駆け引き
- 拉致されて絶望的な状況に置かれるフィリップス
- 身代金を要求しつつ逃亡を図る海賊と、フィリップス救出作戦にあたる海軍の駆け引き
- 死を覚悟するフィリップスと、ギリギリまで狙撃のタイミングを計る海軍スナイパー
といった感じで、次から次へと緊迫感のあるシーンが訪れます。
特にラストシーンで取り乱すキャプテンの姿からは、その恐怖が尋常でなかったことが嫌というほど伝わってきました。

私が同じ経験をしたら、怖すぎてオシッコ漏らす程度では済まないかもしれません。
ホッとできる瞬間が一切なかったです。
もっと具体的に書きたいところですが、長くなってしまうし、ネタバレにもつながるので、気になる方はぜひ映画を観てください。
ソマリア沖の海賊はもういない?
「ソマリア沖に海賊が出た」というニュース。
私が子供の頃にはよく流れていたような気がしますが、最近は見聞きしないですよね。
この映画を観てから、気になったので少しだけ調べてみました。
日本の外務省によると、各国の海上部隊の活動によって、近年では海賊事件はほとんど発生していないそうです。
しかし、その脅威は完全になくなったわけでもないそうです。
日本の商船を描いたドラマ『マジで航海してます』もおすすめです
日本の商船乗組員の仕事や日常に興味がある方におすすめなのが、『マジで航海してます』というドラマです。
映画『キャプテン・フィリップス』とは、だいぶ雰囲気や趣旨は変わりますが、『マジで航海してます』にも海賊のお話が少し出てきます。
正確にいうと、海賊そのものが出てくるわけではなく、「海賊操練」(海賊に狙われたことを想定した訓練)のお話があります。
映画とは違って明るくポップに描かれているので、リラックスして楽しく観られます。

W主演の女優さん、おふたりも可愛い
飯豊まりえさんと武田玲奈さんのファンなら観るべし!


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