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予想外の展開と感動が待っている映画『パッセンジャーズ』

映画レビュー
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どーも!

飛行機には1度も乗ったことがないバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年5月30日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『パッセンジャーズ』のレビューでございます。

「パッセンジャーズ」は日本語だと「乗客たち」という意味ですな。

ちなみに「パッセンジャー」という「」が付かない映画もありますが、このページで紹介しているのは『パッセンジャー』ですので、勘違いなきようにお願いします。

それと、このブログ記事で初めて『パッセンジャーズ』という映画に興味を持った方は、映画を観るまではネタバレに関する情報には触れないことをオススメしたいです。

なので、このページでは映画の結末につながるようなネタバレはいたしません。

「衝撃のラスト!」みたいな謳い文句の映画は多いですが、この映画のラストはガチで衝撃的というか、私にはまったくの予想外でした。

賛否両論あるみたいですが、わたしはすごく良い映画だと思いました。

映画『パッセンジャーズ』のザックリした概要

クレアという女性セラピストが、凄惨な飛行機事故で奇跡的に生き残った5人のカウンセリングを受け持つことになります。

しかし、エリックという男はグループカウンセリングを拒否し、自宅でのカウンセリングを希望――事故による影響なのか、特異なテンションで女性セラピストのクレアを口説くようになります。

さらに生存者たちは日を追うごとにひとり、またひとり…と徐々にカウンセリングの場から姿を消していきます。

エリックや他の患者たちのカウンセリングを継続している中、「パイロットの人的ミスだ」という航空会社の主張に疑念をふくらませていくクレア。

そして彼女は、衝撃的な真実を知ることとなります。

映画『パッセンジャーズ』の主な登場人物

クレア(アン・ハサウェイ)

女性セラピスト。

飛行機事故で奇跡的に生き残った5人のカウンセリングを担当することになる。

姉とは不仲。

美女ですな。

エリック

飛行機事故の生存者のうちのひとり。

個人でのカウンセリングを希望するが、クレアのカウンセリングを軽くあしらってばかりで、クレアを口説きはじめる。

なぜかクレアのことをよく知っていて、クレアにケンカ中の姉と仲直りするようにアドバイスしたりする。

付きまとってくる犬を見ると情緒不安定になる。

ノーマン

生存者の中年男性。

何者かに監視されていると怯え、クレアの車に強引に乗り込んでくる。

クレアが自宅に送り届けるが、その後すがたを消す。

シャノン

生存者の若い女性。

最後までグループカウンセリングに参加していたが、ひとりで部屋で待っていた際に謎の男と女に追われる。

クレアとエリックの登場により危機を脱し、クレアの部屋へと逃げ込む。

が、いつの間にか姿を消してしまう。

トニ

クレアと同じマンションに住むおばさん。

決して悪い人ではなさそうだが、やたらとお節介を焼いたり、プライベートに踏み込んできたりする。

ペリー

クレアの上司で、クレアに飛行機事故のカウンセリングを担当させる。

仕事の悩みや疑念を相談するクレアに対して親身にアドバイスするが、クレアは少しずつズレを感じ始める。

アーキン

航空会社の代表。

航空機の整備不良を疑うクレアに対し、パイロットの人的ミスを主張する。

映画『パッセンジャーズ』の見どころと感想

アン・ハサウェイが好きになる

名前と顔は知っていたけど、アン・ハサウェイが出演している映画を観るのは初めてでした。

スタイルが良くてセクシーだし、なにより眼力がありつつも癒し系の美女です。

こんな美女に優しくカウンセリングされたら、めちゃくちゃ癒されるでしょうな。

ただし、倫理上の問題で、カウンセラーと患者が一線を越えることは許されませんゾ。

予定調和が好きな人にはオススメしません

この映画には、期待通りのストーリー展開や人物設定、ある程度予想できてしまうようなエンディングは用意されていません。

私が上述した人物紹介も、映画のラストで「騙したな!」ってなりますが、ご了承ください。

ホントはもっとこの映画のヒミツを語りたいところですが、予備知識なしで観たほうが絶対に楽しめる映画だと思うので書きません。

イロイロと結末を予想しながら観てください。

ラスト30分くらいから「もしかして…」と少しずつ正解に近づいていけると思います。

が、さらにラスト15分には、その予想を上書きするような感動の結末が待ち受けています。

少しだけ死と向き合える映画

誰でも死ぬのは怖いと思います。

自分が死ぬことは想像したくないと思います。

でも、そう思うのは、きっとまだ何も成し遂げていないから…

大切な人に伝えていない想いがあるから…

そして、そんな人たちを遺して、自分ひとりの存在が消えてしまうから…

でも人は、自分あるいは大切な人がいつ死ぬかなんて分かりません。

死が怖いと思ったとき、自分が大切に思っている人のことを思い出してみるのもいいかもしれません。

あるいは、すでに亡くなってしまった人や飼っていたペットのことを思い出すことで、死と直面したときに感じる孤独感が消えるのかもしれません。

そんなことを考えさせられる映画でした。

賛否両論あるけれど…

冒頭で述べたとおり、評価の分かれる映画のようですが、わたしはすごく良い映画だと思います。

予定調和の結末が用意されている映画ではないので、そこでガッカリしたという人がいるみたいですな。

ですが、わたしは想像できる枠を超えた素晴らしいエンディングだったと思います。

この映画を観て「期待はずれ」だと思う人は、創造力が欠けているし、想像力も貧相な人だと思います。

きっと、想定外のことが起こったときに対応できないし、想定の範囲内の創造しかできない人だとも思います。

たしかに、「この現象はどう説明するんだ?」と思うような箇所があることは事実です。

しかし、そこは製作者側が、受け取る側の人間に対して、自身で考える余地を与えているんじゃないかと思います。

受動的に観ているだけでは、この映画の本質を見抜くことはできません。

というのが、わたしの感想ですが、まあ、人それぞれモノの見方や価値観は違うので、あまり断定的に言うのもよくないかもしれませんね。

自分がどんな思考回路を持っているか、柔軟な考え方ができる人間なのかを知ることもできる映画だと思います。

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