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映画『メイズ・ランナー』【リアル巨大迷路からの命懸けの脱出!】

映画レビュー
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どーも!

運動音痴だけど長距離走には自信があるバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年3月28日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『メイズ・ランナー』のレビューでございます。

ちなみに「MAZE」は直訳すると迷宮ですな。

エンディングを迎えるまで時代背景や世界観すらも分からない謎だらけの映画です。

エンディングも「次回作に続く…」的な終わり方で、謎を残したワクワクするような終わり方となっております。
(全部で3部作らしいです。)

今までにあまり観たことのないタイプの映画で面白かったです。

映画『メイズ・ランナー』の概要

上昇するエレベーターの中で目を覚ました少年トーマスを待ち受けていたのは、青空と草むら。

そして、彼を取り囲むように出迎え、見守り、あるいは笑顔で向かえ、あるいは嘲笑するかのような少年たち。

混乱するトーマスに少年たちのリーダーは自分たちの置かれている状況を説明する。

どうやら、彼らは皆トーマスと同じように過去の記憶を失った状態でココに放り出され、協力しあって自給自足の生活をしているらしい…

その場所は高い壁に覆われ、壁の中は毎日変化する迷宮――そこからの脱出は困難を極める。

さらに迷路の中には少年たちが「グリーバー」と呼ぶ怪物が存在するらしい。

連日、そんな迷路の攻略に挑んでいるのが、「ランナー」と呼ばれる身体能力の優れた少年たちの代表者。

いったいココはどこなのか…?

何の目的があってココに送り込まれたのか…?

自分はいったい何者なのか…?

そして、そびえたつ壁の迷宮から脱げ出すことはできるのか…?

とってもスリリングで、謎に満ちた映画です。

映画『メイズ・ランナー』の主な登場人物とその印象

トーマス

エレベーターによって壁の中の世界に送り込まれた少年。

出会ったばかりの仲間を救うためには自ら危険に飛び込み、なにかを変える勇気を持っている。

テレサ

エレベーターによって最後に送り込まれた壁の中で唯一の少女。

男たちの中に女子ひとりとか、大丈夫なのか…?

と心配になりますが、意外と少年たちは秩序と道徳を保っています。

というか、オンナどうこうよりも今の生活を維持することで手一杯みたいですな。

アルビー

少年たちの頼れるリーダーにして、迷路攻略に挑むランナー。

仲間たちを守るため、ときに冷酷な決断をすることも…

ミンホ

迷路攻略に挑むトップランナー。

優れた身体能力の持ち主。

仲間想いで、粘り強く、かつ冷静。

ニュート

少年たちのサブリーダー的存在。

たぶん年下好きのお姉さんからモテるタイプ。

チャック

年少の小太り少年。

自分の境遇に落ち込むトーマスを明るく励ます男の子。

なんか可愛いっ

ギャリー

変化を嫌い、現状を打破しようとするトーマスを目の敵にする。

お山の大将って感じ。

現状に満足し、変化を嫌い、組織を滅ぼすタイプですな。

映画『メイズ・ランナー』の見どころと感想

謎だらけの映画

概要のところで述べたことと重複しますが、謎に満ちた世界観の映画です。

  • 高い壁に囲まれた空間はいったいどこなのか…?
  • なぜ少年たちはそこに集められたのか…?
  • 毎日変化する迷路の壁は、どういう仕組みで動いているのか…?
  • 現代を描いているのか、それとも近未来のお話なのか…?
  • 少年たちが「グリーバー」と呼ぶ怪物は何なのか…?

謎が多すぎて、映画の世界の中に没入してしまいました。

ちなみに私が疑問に感じた謎の答えは映画のクライマックスで少しだけ明らかになります。

続編への期待感は高まるラストシーンでした。

スリリングな迷路攻略とグリーバー遭遇シーン

高い壁によって作れらた迷路というだけでも圧巻の迫力ですが、さらにその壁がゴゴゴゴゴ…と動いて迷路は刻々と変化していきます。

さらにはそんな迷路の中で巨大な蜘蛛のような姿をした怪物――グリーバーに追いかけまわされるシーンは、とってもスリリングでした。

こんな恐怖の迷路に挑む少年の身のこなしと勇気がカッコよかったです。

変化を恐れない勇気、仲間を救うための勇気を学べる映画

主人公トーマスが壁の中に送り込まれてから、壁の中の状況は変化していきます。

「このときこそ脱出の機会だ」と主張する少年もいれば、「この空間の中で得てきた最低限の秩序と安全を壊された」と反感を覚える少年もいます。

でも、その安全な生活が、本当の意味で自分たちの力で手に入れたものではなく、誰かに与えられているものに過ぎないとしたら…

きっとそれは、いつまでも続くものではないでしょうな。

また、仲間を救うため、何ができるかも分からないまま、生還不可能とされてきた夜の迷路に主人公のトーマスは飛び込みます。

そして、無事に生還することに成功するトーマスと二人の仲間。

さらにこのことによって少年たちは脱出のたまの大きな手がかりを得ることができます。

原作は10代向けの小説らしいですが、この映画から学べることは大人も多いでしょう。

むしろ、現状に満足し、挑戦することを諦めてしまっている大人こそ、この映画から感じ取れることは多いのではないかと思います。

少しずつ成功に向かう人生を選ぶか、それとも逆に少しずつ下降していく人生に流されるか――

今いちど自分を奮い立たせたい人に見てほしい映画です。

ちょっとした矛盾点があったよ(軽めのネタバレ注意)

映画の中で「グリーバーに襲われた者は生きて帰ってこれない。だからグリーバーがどんな存在なのかも分からない。」みたいなセリフがあります。
(少しニュアンスが違ったかもしれません。)

それなのに「グリーバーに刺されたヤツは正気を失ってしまう。だから、こうするしかないんだ…」みたいな感じで、正気を失いかけた仲間のひとりを閉まりかけた迷路の壁の中へと追放するシーンがあります。

グリーバーに遭遇したら生きて帰ってこれないし、グリーバーがどういった存在なのかも分からないのに、なぜ「グリーバーに刺された…」ということが分かるんでしょうかね?

わたしがセリフのニュアンスを履き違えただけかもしれませんが、ちょっと矛盾を感じた展開でした。

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