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地球は人類だけのものではないことが分かる映画『宇宙戦争』

映画レビュー
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どーも!

人類が滅んだ後の地球はイカ(烏賊)が支配するという説を信じているバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年12月10日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『宇宙戦争』のレビューでございます。

『宇宙戦争』というタイトルですが、地球人が宇宙空間に飛び立って戦うような近未来的な世界観の映画ではありません。

あくまで舞台は現代の地球で、現代の科学の力で地球への侵略を開始したエイリアンと戦う人類のお話です。

といっても、地球の現代科学と兵器ではエイリアンにはロクに抗戦もできず、人類は滅びの運命を待つばかり…

エイリアンに蹂躙されるがごとくの人類の運命は如何に…?

といった映画なのですが、とりあえずシンプルに一言だけ感想を述べますと、面白かったです。

興味のある方、もう少し詳しく内容を知りたいという方は、ぜひ最後までお読みになってくだされ。

映画『宇宙戦争』のザックリした概要

トム・クルーズが演じる主人公のレイは、妻と離婚し、ふたりの子供との関係もギクシャクしているダメ親父。

そんな彼が、突如として地球の侵略を開始した宇宙人の魔の手から子供を守り逃げつつ、別れた元妻のもとへと向かう――というのが映画の本筋です。

世界中で同時多発的にエイリアンによる破壊と殺戮が行われている中、果たして逃げた先に何があるというのだろうか…

映画『宇宙戦争』の主な登場人物とその印象

レイ・フェリエ(トム・クルーズ)

港で大型クレーンの操縦をして生計を立てる中年男性。

妻とは離婚し、ふたりの子供とも離れ、今は一人ぼっちで暮らしている。

一時的にふたりの子供を預かった日の朝、宇宙人の侵略が始まる。

圧倒的な破壊力と殺傷能力を持つエイリアンを相手にして、普通のおじさんである彼に何ができるのか…?

レイチェル・フェリエ(ダコタ・ファニング)

レイの娘。

お子ちゃまのくせに実の父親を見下すような言動をしたり、逃げる車の中でパニックになって奇声を発したりと、ちょっと苦手なタイプの子供でした。

幼き頃のダコタ・ファニングが演じていますが、素人の私でも分かるほど演技が上手いですな。

ロビー・フェリエ

レイの息子。

反抗期かな?

エイリアンと戦う軍隊に参加しようとして行方不明になってしまう。

素人のお前に何ができるんだ!?

って感じで、兵隊さんにも相手にされないでしょうなぁ。

オグルビー

地下に隠れて宇宙人の攻撃をやり過ごしていた中年のおじさん。

たまたまそこへ逃げてきたレイとレイチェルを匿う。

はじめこそ粋なオヤジといった印象だったが、少しずつ冷静さを失っていき…

映画『宇宙戦争』の見どころと感想

未知への恐怖と好奇心を煽る冒頭

映画冒頭、レイが反抗期の息子とムキになってキャッチボールをしていた最中、前触れもなく天候が悪化し、同じ場所に連続して落雷が発生します。

電子機器だけでなく自動車まで動かなくなって、街ではちょっとした騒ぎになっています。

レイが落雷のあった場所へと様子を見に行くと、レイと同じように不安に駆られた人たちが集まっていました。

そして、とつぜん地割れが起こり、地中から異形の巨大ロボットが姿を現します。

異形の巨大ロボットは人間を一瞬で塵と化すビームを放ち、あっという間に大勢の人が犠牲となってしまいます。

このあと人類はどうなってしまうのか…

冒頭から観る人の興味を惹きつける展開でした。

エイリアンも怖いが、地球人も怖い

持つ者は、持たざる者に狙われる

車が動かなくなった原因をいち早く察したレイは、修理された車に子供たちを乗せて元妻のもとへと向かいます。

しかし、ある地点まで移動した際、群集に囲まれてしまいます。

動く車を手放したくないレイですが、車から引きずり降ろされ、息子は殴られ、幼い娘が乗ったままの車を奪われそうになってしまいます。

子供たちをエイリアンからだけでなく、暴徒と化した地球人からも守らなくてはならないなんて皮肉な話ですが、これもまた人間の本性なのでしょうな。

娘を守るための決断

レイと娘のレイチェルは、オグルビーという中年男性に地下室に匿ってもらいます。

とりあえずは、そこでエイリアンの攻撃をやり過ごそうと考えるレイでしたが、地下室の主オグルビーは抗戦を主張します。

といっても戦闘に関しては素人のオヤジ、武器もたいしたものはありません。

レイは冷静になるよう説得しますが、やがてオグルビーは発狂してしまいます。

せっかく見つけた隠れ家と娘の命を危険に晒すわけにはいかないレイが取った行動とは果たして…

思いもよらぬ生物が地球を救う――地球は人類だけのものではない

宇宙人が駆る巨大兵器はバリアーまで装備し、銃弾や砲弾、ミサイルなどといった人類の武器が一切通用しません。

ただただ在りもしない逃げ場を探して逃げ惑うことしか人類にはできません――

でしたが、レイはふとした瞬間にバリアーが機能していないことに気付きます。

レイの言葉をきっかけに一斉攻撃をかける軍。

アメリカだけでなく世界各地でも地球人による反撃が開始され、エイリアンは撃退されていきます。

いったい何がエイリアンの兵器を無力化させたのか…

気になる方は、ぜひ映画を観てお確かめください。

ただひとつ確かなことは、地球は人類だけのものではなく、人類だけでは地球を守っていくことはできないのだ――

と、そんなことを教えてくれる映画でした。

日頃は存在を意識することすらない生物が対エイリアンの切り札となるクライマックスは胸アツですぞ。

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