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映画『君の膵臓をたべたい』春樹と桜良のあいだに恋愛感情はあった?

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「春樹と桜良は、お互いに対して恋愛感情はあったのか…?」

この映画を観た人の中には、こんな疑問を抱く人も少なくないと思います。

まず、わたしの考えを言っちゃいますが、お互いに恋愛感情があったと思います。

ただ、そう単純に答えを出せる問題ではないので、イロイロな角度から考察してみました。

※ ネタバレを多分に含みますので、まだ未視聴の方はご注意ください。

恋愛感情なかった説

まずは、最終的にわたしが出した結論とは真逆、「恋愛感情なかった説」から考えてみます。

  • 桜良は春樹のことを「仲良しくん」と呼んでいた
  • 桜良の「死ぬまでにやりたいことリスト」のひとつである「恋人でもない男の子とイケナイコトをする」という項目の相手に春樹を選んだ
  • 桜良が春樹に宛てた遺書で、「私たちの関係は友達や恋人とは違う」と書いている
  • お互いに「好き」や「付き合おう」という言葉を言っていない

これらのことからは、恋愛感情はなかったのではないかと推測できますね。

しかし、これはあくまで表面的なところにしか目がいっていないのではないかと思うのです。

恋愛感情があるからといって、すぐに言葉や態度に出せる人って、そう多くはないですよね。

ましてや、桜良の置かれた状況を考えれば、お互いにその気持ちをストレートに表現することが難しかったのも頷けます。

恋愛感情あった説

たしかに桜良は「恋人じゃない男の子とイケナイコトをする」という項目の相手に春樹を選んではいます。

しかし、「好きじゃない男の子と~」とは、書いていないんですよね。

あくまで「恋人じゃない」であって、「好きじゃない」とは書いていないのです。

また、春樹が過去の失恋経験を語った際には、桜良はその相手の女の子のことを「人を見る目がないですね。」と評しています。

この言葉からは、少なくとも春樹のことを恋愛対象として充分に魅力的な男の子であると認めていることが分かりますね。

では、遺書の中にあった「私たちの関係は友達や恋人とは違う」という言葉についても考えてみましょう。

たしかに二人はお互いのことを恋人とは認識していません。

しかし、だからといって恋愛対象としての好意がない、ということにはならないと思います。

想いは告げずとも、ふたりは両想いだったのではないか…と、わたしは思うのです。

普通に考えて好きじゃん!

さて、イロイロな場面から、ふたりの心情を推測してみましたが、わたしの結論は「普通に考えて好きじゃん!」に至りました。

結局、すご~く浅い理由になってしまうのですが、普通に両想いの高校生の男女にしか見えなかったんですよね。

特に終盤、一時退院した桜良が春樹に会いに行く際に玄関先で母親に見せた笑顔は、完全に好きな人に会いに行くときの女の子の顔にしか見えませんでした。

やっぱり映画だけでは分からないという人は原作も読んでみましょう

映画では描かれていなかった場面が原作には描かれています。

そこには、映画の中では語られなかったお互いに対する気持ちも書かれています。

大事なのは恋心があったかどうかじゃない

こういってしまってはナンですが、結局のところ、ふたりのあいだに恋心があったかどうかは大きな問題ではないと思います。

ふたりがお互いのことを異性として好きであったとしてもなかったとしても、それ以上に大切な別の繋がりが、ふたりのあいだにだけあるのです。

ふたりの関係性を表すもっとも適切な言葉は、映画の最後で桜良が語る言葉そのものですよね。


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