どーも!
いつも家の鍵を閉めたかどうか不安を抱えている強迫性障害バーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。
今回は2019年5月16日に放送された映画『ファイヤーウォール』のレビューでございます。
「ファイヤーウォール」の意味はネットを使っているほとんどの方がご存知だと思いますが、インターネット上の不正侵入を防ぐシステムのことですな。
ちなみに2006年の映画なので、登場するパソコンやケータイに時代を感じます。
あと、ハリソン・フォードが格好良すぎました。
映画『ファイヤーウォール』のザックリした概要
銀行のセキュリティ責任者であるジャックが、犯罪者グループに家族を人質に取られ、銀行顧客の預金を要求されてしまいます。
扱っているテーマはサイバー犯罪でありますが、戦いの舞台はオンライン上ではなくオフラインの場です。
事件は現場で起きてます。
セキュリティの穴は封鎖されています。
家族と顧客を守るため、孤軍奮闘する男をハリソン・フォードが演じます。
映画『ファイヤーウォール』の主な登場人物
ジャック・スタンフィールド
銀行のセキュリティ担当者。
優秀なエンジニアで性格も真面目。
家族を人質に取られたうえ、一日の行動を監視されているため、誰にも打ち明けることができないまま、犯罪者グループと戦わなくてはなりません。
ビル・コックス
ジャックが勤める銀行の預金を狙う犯罪者グループのリーダー。
目的のためには手段を選ばない冷酷な男。
ベス・スタンフィールド
ジャックの奥さん。
ビルによって子供たちと人質にされてしまう。
サラ・スタンフィールド
ジャックの長女で14歳。
ちょっと反抗期なお年頃だけど、やっぱり家族は大事。
アンディ・スタンフィールド
ジャックの長男で8歳。
ピーナッツアレルギーで、警戒心ユルユル。
ジャネット
ジャックの秘書。
ハリー
ジャックの友人でもある銀行の同僚。
ゲイリー・ミッチェル
ジャックの勤める銀行と合併交渉中の他銀行の幹部。
ジャックとは折り合いが悪く、不審な行動を取るジャックを警戒する。
映画『ファイヤーウォール』の見どころと感想
サイバー犯罪の手段も、それに対抗する手段も、デジタル技術とアナログな手法をうまく組み合わせて行われます。
そのアイデアも「よくこんなことを思いつくなぁ」といった感じで面白いです。
そして、冒頭でも述べているとおり、サイバー犯罪をテーマにした映画ですが、あくまで対決するのは人と人。
なので、デジタル技術とかネットに関して詳しくない人でもふつうに楽しめます。
一流のセキュリティエンジニアも、用意周到な犯罪者も、椅子に座ってPCのモニターとにらめっこをしているばかりではありません。
これだけ技術が進歩しても、やはり重要なのはそれを使う人間であることを痛感させられる映画です。
堅牢なセキュリティが備わっていても、パスワードひとつを覗き見されただけで個人情報をごっそり抜かれてしまうリスクが現実にもありますもんね。
犯罪者との対決を描いたサスペンス映画ですので、ヒヤヒヤドキドキするシーンも満載でした。
ちょい役かと思われた人物が孤軍奮闘するジャックに協力したり、この人物がジャックの異変に気づいて事件解決するんじゃないかと思われた人物が何の役にも立たなかったりするので、ストーリーの中で登場人物がどんな役割を担うのかを予測しながら観ると、よりいっそう楽しめると思います。
で、映画のクライマックスは身体能力的には普通のサラリーマンおじさんであるジャックが自らの肉体を武器に悪者と闘うという、一般人の身にも起こりうるかもしれないアクションシーンなのであります。
エンジニアとしてのキャリアを積み上げてきたオジサマが、最後は己の肉体を武器にして闘う姿はカッコイイですな。
日頃は運動不足の殿方の皆様は、もしものときに大事な人を守るため、この映画を見て筋トレを始めるきっかけとするのもいいかもしれませんぞ。


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