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映画『フライトプラン』のレビュー【行方不明の娘と真実は何処へ?】

映画レビュー
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どーも!

迷子になったときにはその場所から動かないように教育されていたバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年1月10日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『フライトプラン』のレビューでございます。

結末は知らないほうが楽しめる映画だと思いますので、結末部分のネタバレはいたしません。

結末についてのネタバレは書きませんが、映画の要所や印象に残ったシーンについては少し紹介させていただきますので、先入観なく映画を楽しみたい方はご注意くださいませ。

ただし、映画を見る前にこのレビューを読むことで、この映画をより深く理解し、映画自体もより楽しめるようなレビューを書くつもりではあります。

それが映画レビューを読む人にとって意味のあることだと思うし、今回はそう言えるだけのレビュー記事を書けたと自負しております。

と、前置きが長くなりましたが、感想だけ先に言わせていただくと、事件の真相と結末を推理せずにはいられない面白い映画でした。

映画『フライトプラン』のザックリした概要

一緒に飛行機に乗ったはずの娘が行方不明になってしまった母親の孤独な戦いを描いたサスペンス映画です。

ただの迷子か、誘拐事件か、それとも別の何かがあるのか…?

主演のジョディ・フォスターは、このときすでに40歳を過ぎていると思いますがマジで美人ですな。

映画『フライトプラン』の登場人物とその印象

以下に紹介する人物の中に娘の行方を握る人物はいるのか、それともいないのか…?

さて、アナタは分かりますかな?

カイト(娘を探す母)

演じているのはジョディ・フォスター。

夫を亡くし、夫の遺体を入れた棺を埋葬地へ運ぶために娘とともにニューヨーク行きの飛行機に搭乗する。

が、居眠りしたのちに目を覚ますと娘がいないことに気付く。

航空機設計士で、今まさに乗っている旅客機の設計にも携わっているので、機内の構造は丸わかり。

ジュリア(行方不明の娘)

パパが死んじゃったので、神経過敏になっている。

そのわりには空港でお菓子につられて迷子になりかけたりする。

ママと一緒に乗った飛行機内でテディベアのぬいぐるみを残して行方をくらます。

機長

「娘がいない」と騒ぐカイト(ジョディ・フォスター)の訴えを聞き、カイトの興奮を収めるため、マニュアルに沿った対応で機内を捜索させる。

カイトの主張が真実かどうかを見定めるため、機内スタッフに各所への連絡と確認を指示。

フィオナ(客室乗務員)

「私の娘、搭乗するときに見たでしょ?」というカイトの問いに対し、さいしょは曖昧な返事をしつつ、騒ぎが大きくなると「見た覚えがないと言い始める。」

ステファニー(客室乗務員)

「ジュリア(行方不明の娘)の搭乗記録はない。」と報告する。

カーソン(保安官)

同じ旅客機に乗っていた保安官。

機内で騒ぎを起こしたカイトを取り押さえ、監視しつつも、カイトに同情して娘の捜索に協力したりもする。

セラピスト

機内で騒ぎまくるカイトを落ち着かせるため、機長からカイトと話をするよう依頼される。

「夫が亡くなったせいでカイトが精神的におかしくなっている」という前提でカイトを諭す。

アラブ人(乗客)

「昨晩、向かいの部屋の窓から私の娘を見ていた!」とカイト(ジョディ・フォスター)に睨まれされ、誘拐犯として疑われる。

「差別はよくないけど…」とカイトは言いつつ、一部の乗客からも疑いの目を向けられる。

映画『フライトプラン』の見どころと感想

序盤からハラハラドキドキ

夫を亡くしたカイト(ジョディ・フォスター)はナーバスになっています。

そのためか、出発前夜に向かいのアパートからコチラの部屋を覗き込む男を不審に思います。

また、空港で迷子になりかけた(このときはすぐに見つかる)娘を本気で心配します。

神経質すぎるような反応にも思えますし、当然の反応のようにも思えます。

ジョディ・フォスターの迫真の演技も相まって、私はすごく緊張感を覚えました。

すでに序盤から、よからぬ出来事が起こる予感ビンビンな演出です。

「他人への無関心」と「大衆心理」がもたらす恐怖

カイトとジョディの母娘は、まさに一番乗りで機内に乗り込みます。

にも関わらず、他の乗客も客室乗務員も娘のジョディの姿を「見た覚えがない。」と口にします。

カイト以外の大人たちは、行方不明になった他人の子供のことなど、ほとんど関心を示しません。

それどころか、「ジョディなんて子供は、はじめから機内に乗っていないのでは?」と疑いだし、「娘がいない!」と機内で騒ぐジョディのことを迷惑な精神異常者として扱い始めます。

保安官がジョディを取り押さえた様子を見た乗客たちは、保安官に対して拍手までする始末です。

私はこのシーンを見てゾッとしました。

ある人が、ひとりの人間を「狂っている」と認定してしまえば、それが伝播し、やがては全員がそれを正しいと妄信してしまうというのは、すごく怖いことだと思いました。

また、同乗していたアラブ人に対して、カイトが「娘の行方に関与しているに違いない」という発言をした際、別の乗客もそのアラブ人を疑って殴りかかるシーンもあります。

たったひとりの発言が、真実を覆い隠してしまう危険性というのは常に起こりうると実感させられます。

勝手な先入観のみで物事や人物を判断してしまう前に、自分で冷静に考える力を養わなければいけませんね。

特にネット上に書き込まれた情報など、そのまま鵜呑みにしてしないように気を付けなければ…

私が書いているこのブログ記事の中にも、アナタを惑わせるようなことが書かれてあるかもしれませんぞ…ふっ、ふっ、ふっ…

少し話は逸れますが、私の住んでいる自治体では(ほかの地域も同じかもしれませんが)小学生の下校時間になると「子供たちの安全のため、地域の大人みんなで見守りましょう。」といった主旨の放送が流れます。

やはり、子供たちの安全のためには社会全体が関心を持って子供たちを見守っていかなければいけないなと教えてくれる映画でもありました。

結末を予想せずにはいられないサスペンス

行方不明のジョディはどこに行ってしまったのか?

終盤に差し掛かるまで、ずっと謎です。

ただの迷子か…?

おとなが予想もしないような場所にひとりで移動した…?

やはり誘拐…?

それとも…?

と、映画の中の登場人物たちがアレコレ考えるのと同様、鑑賞している私も「あーでもない、こーでもない」と推理せずにはいられない展開になっています。

少しずつ事実が明らかになっていくように思えて、それが間違っているような感覚にも包まれ、また、さらなる疑念が生まれてくる…

映画の中で真実が明らかになるまで、私にはまったく予想のできなかったエンディングが待っていました。

どの段階で真実に辿り着くことができるか…アナタの推理力が試される映画です。

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