どーも!
高校の理科の選択科目では地学を選んだバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。
今回は2018年10月18日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『ザ・コア』のレビューでございます。
映画『ザ・コア』のザックリした概要
地球の各地で異常現象が頻発し、調査の結果、地球の核の回転が停止して磁場が不安定になったことが原因らしいことが判明。
そして、このままでは1年後には地球が滅亡…
そこで、各分野のスペシャリスト達が立ち上がり、コアを再び動かすために全人未到の地球内部へ潜行する前代未聞のプロジェクトがスタートする。
まさに地獄と呼ぶにふさわしい地球内部へと向かう掘削船『バージル』とクルー達、そして地球の運命はいかに…?
映画『ザ・コア』の主な登場人物
ジョシュ
地球物理学者。
地球各地で起こる異常現象の原因を突き止め、掘削船バージルに乗り込む。
ベック
優秀な女性宇宙飛行士。
バージルの操縦士に任命される。
アイバーソン船長
ベックの上官。
バージルの船長を務める。
ジムスキー
地球物理学の権威。
ジョシュの「コア停止説」にお墨付きを与えて軍を動かし、バージルのクルーの一員になる。
ブラズ
掘削船『バージル』の開発者。
粋なオヤジといった雰囲気で、バージル開発者としてともに地中へと向かう。
サージ
爆弾、核兵器のスペシャリストとしてバージルに乗り込む。
ラット
天才ハッカーの若者。
地上からコンピューターを駆使してバージルをサポートする。
すごく個性的で印象的な人物です。
パーセル将軍
ジムスキー博士とブラズ博士とは既知の間柄。
偉そうに威張りながら、地上で作戦の指揮を執る。
映画『ザ・コア』の見どころと感想
物理学に詳しい人だと「?」ってなるかも…
まず「圧力が加わるほどに強度を増していく素材で作られた掘削船で地球内部に潜行できる」とか「核爆発でマントルを動かせる」とか、そういったことが科学的に実現可能なのかどうか私には分かりません。
私はそんなことは知らないし、映画を見るうえではどうでもいいタイプなので素直に楽しめました。
「そんなの物理学的にそんなのありえない!」とか考えちゃうタイプの人は楽しめないかもしれません。
地球の内部の実態は?フィクションと分かっていても知的好奇心をくすぐられる映像と展開
地球の内部がどうなっているのかということも一定の説はあるかと思いますが、実際に地中深くまで潜ったり観測したりということは実現できていないわけで、地球の内部なんてのは未知の世界なわけですね。
『ザ・コア』は、そんな未知の世界をリアルに感じさせてくれる映画だと思います。
地中深くに「超巨大な水晶だらけの空間」があったり、その空間にマグマが流れ落ちて来たりします。
その映像のスケール感も印象的だったし、そんな人類未踏の世界で起こるトラブルもハラハラドキドキする展開でした。
命を懸けて何を救うの?誰を救うの?
前人未到の地中深くで迫りくる危機から仲間や人類を守るため、命をかける男たちもカッコ良くて…それでも犠牲者が出てしまうシーンは恐怖感をあおられて深く印象に残りました。
「全滅のリスクを負ってでも仲間を救出するべきか」
「作戦成功のため、仲間のために自分の命を懸けるか」
そんな選択を迫られる場面の連続で、色々と考えさせられてしまいます。
苦渋の選択で犠牲者を出してしまったあと、言い争いになりながらも
「人類を救うためじゃない!彼の家族を救うためにやるの!」
というセリフも感動的かつ印象的。
「もうだめか…」「もはやこれまで…」
というピンチに何度も襲われながらも、起死回生の策を打ち出す展開はラストまで続き、最後まで目が離せない映画です。
ラストシーンも感動的でした。
以前にも一度テレビで放送されていたのを見たことがありましたが、二度目に見た感想もやはり面白かったです。


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