どーも!
ヤラれてもヤリ返せないバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。
今回は2018年11月5日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『パニッシャー』のレビューでございます。
ちなみに「パニッシャー」を直訳すると「処罰する人」という意味らしいです。
この映画の主人公は、自らの行いを「復讐」ではなく「制裁」と言っています。
結論からいうと、序盤の展開はツラすぎますが、エンディングはスッと気分が晴れるような映画で面白かったです。
映画『パニッシャー』のザックリした概要
逆恨みによって家族を殺された元FBI麻薬捜査官の男が、法で裁けない悪人に制裁を加えるため、孤独な戦いへと身を投じていく姿を描いた映画です。
映画『パニッシャー』の主な登場人物とその印象
主人公とその家族
フランク・キャッスル
元FBI麻薬捜査官。
家族を殺され、自らも瀕死の重傷を負うが、復活し、パニッシャーとなる。
アジトのアパートに籠り、制裁の準備を進めつつ、ワイルド・ターキーばっかり飲んでいる。
まさに執念の男。
強いし、頭も良く、策士。
マリア・キャッスル
フランクの奥さん。
セクシー美人でスタイル抜群。
ウィル・キャッスル
フランクの長男。
まだ幼い男の子。
フランクの父。
家族が襲われた際、フランクとともに銃を手に闘う。
渋くてカッコイイおじいさま。
セイント一家とその一味
ハワード・セイント
資産家だが、裏では悪事の限りを尽くしている。
悪人を絵に書いたようなムカつく人物。
妻への愛情と執着が異常。
リヴィア・セイント
汚い金でハリー・ウィンストンのピアスを買ってもらって喜んでいる、ムカつくオバさん。
もしも奇跡的に玉の輿に乗れたとしても、こういうオバサンにはなりたくない。

でも、私もいつかハリーウィンストンをプレゼントされるような女になりたい。
フランクの家族を殺すよう指示した張本人。
ジョン・セイント
ハワードの長男。
フランクの家族を襲撃する。
やはりムカつく。
ボビー・セイント
ハワードの次男。
無能なくせに麻薬の取引現場にしゃしゃり出て、FBIと銃撃戦の末に死亡。
クエンティン・グラス
ハワードの右腕。
ジョンと共にフランクの家族を襲撃する。
ある衝撃的な秘密をフランクに握られ、セイント一家への制裁に利用される。
ミッキー・デュカ
ハワードの部下の小悪党。
もともとハワードのことが嫌いだったらしく、フランクに脅されてアッサリ寝返る。
ザ・ロシアン
制裁計画を進めるフランクに対して、ハワードによって差し向けられた巨漢の殺し屋。
デカくて強い脳筋タイプ。
ナイフで刺しても平然としているコイツにフランクは勝てるのか!?
フランクが引っ越したボロアパートの住民
ジョアン
ダメ男とばっかり付き合ってしまう。
お裁縫が得意。
バンポ
臆病だけど優しい性格のおデブ男子。
でも、実は根性があるし、なんか可愛い。
デイブ
顔面ピアスだらけの元ジャンキー。
でも、仲間想いで、仲間のためならどんな恐怖と痛みにも耐え抜く強さと漢気がある。
映画『パニッシャー』の見どころと感想
ここまで読んだ方の中には「なんか登場人物が多くてメンドくさそうな映画だな」と思った人もいるかもしれません。
ですが、登場人物ひとりひとりの役割や立ち位置がはっきりしているので、逆にストーリーの流れが自然に頭に入ってくる分かりやすい映画でした。
フランクの家族が殺されてしまう序盤はショックを受けますが、そのショックが大きい分、着々と制裁を進めていくフランクを応援したくなる気持ちも強くなります。
パニッシャーと化したフランクがひとつひとつ制裁を実行していくたびに気分が晴れていきました。
が、それでも、失った家族は戻ってこない切なさとやり切れない気持ちは残ります。
そして、失ったものは戻ってきませんが、また新しい仲間を得ると同時に新しい道も拓けるという希望も描かれています。
アパートに新しく引っ越してきたチョット怖い謎多き男フランクを仲間として受け入れる3人の人間性と絆も感動的でした。
また、そんな3人に始めは心を開いていないように見えたフランクが、最後に残していったものには多くの意味が込められているように感じて印象的でした。
単純に復讐とアクションを描いただけでなく、現代の司法制度に疑問を投げかけるメッセージ性も込められている点も良かったです。
(といっても、小難しい法律の話などは出てこないです。)
途中、南北戦争の英雄ジュム・ボウイの例え話が出てくるので、それについて知りたい方は映画『アラモ』もチッックしてみてください。


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