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劇団ひとりの『青天の霹靂』を読んだ感想

本のレビュー
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どーも!

子供のころから読書感想文が苦手なバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は劇団ひとり 著作『青天の霹靂』のレビューでございます。

お笑い芸人である劇団ひとりさんだからこそ書けたセンスの光る小説です。

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劇団ひとり 著作『青天の霹靂』の主な登場人物

晴夫

主人公。

金もないし、彼女もいない、パッとしない生活にウンザリしている売れないマジシャン。

「自分たちを捨てて出ていった。」という母親を恨んでいる。

正太郎

晴夫の父親。

男手一つで晴夫を育てるも、甲斐性のなさからいつしか晴夫とも疎遠となってしまう。

悦子

なるべくネタバレしないほうがいいと思うので詳しくは書きませんが、美人薄命タイプの女性。

勘がいい人なら晴夫・正太郎の親子とどういうつながりがあるのか、すぐ気付くかも。

やっぱりそうだったのね…と明らかになる瞬間の感動は、まさに「青天の霹靂」。

劇団ひとりのセンスが光る感動の小説

2010年に刊行、2014年には映画化もされているようですね。

映画では大泉洋さんが主人公を演じ、劇団ひとりさんも主人公の父親役として出演しているみたいですが、原作を読んだ限りでは逆のほうがよかったのではないかと思います。

もっとも映画のほうは見ていませんので、実際に映画を見たらこの配役でよかったと思えるかもしれません。

私は、主人公の姿に劇団ひとりさんを重ねて読みました。(あくまで見た目とか口調だけね。)

ちなみに主人公の母親役のヒロインは柴咲コウさんが演じているようです。

この配役を聞くと、まだ原作を読んでおらず映画も見ていない方は、「えっ?年齢的におかしくない?」と思うかもしれませんが、作者である劇団ひとりによって巧妙に仕掛けられたストーリーに気付けば、納得せざるを得ないです。

あまり詳しく書くとネタバレになってしまいそうですが、物語の後半に入ると伏線が次々と回収されていく流れになっていくので、勘のいい人なら中盤くらいで話の筋は読めてくると思います。

そこから想像通りの展開と、予想外の展開が待っていて、ページをめくりたい衝動を抑えきれなくなりました。

「えっ?ここであの伏線が繋がってくるの!?」という驚きがあります。

そして、親子の絆を描いた感動の物語でした。

劇団ひとりさんのお笑い芸人としてのセンスが文章にも滲み出ていて、読みやすかったし面白かったです。

図書館で読んでたら、目から溢れだす涙を抑えることができなくてヤバかった…

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