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吉川英治の『三國志』を女子が読破した感想

本のレビュー
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どーも!

好きな三国志の武将をひとりには絞り切れない優柔不断なバーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

さて、そもそも私が三国志に興味を持つきっかけになったのは、高校時代に同じクラスの男の子から三国志を舞台にしたマンガを借りたことがきっかけでした。

当時、クラス内で男女問わずマンガの貸し借りをすることが流行ってたんですよね。

で、私はその男の子のことがちょっと好きだったのですが、その男の子と会話ができたのはマンガを借りるときと返すときだけでした。

というか、よく考えたら、高校時代に男子と会話した経験って、陰キャの私はほとんどなかったかも…

マンガを借りる、借りたマンガを返す、それだけが自分から男子に話しかけることのできる私にとっての唯一の手段だったわけです。

ということで寂しい青春時代の思い出を吐き出したところで、今回は長編歴史小説、吉川英治「三國志」のレビュー記事を書いていきたいと思います。

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読み応えのある大作じゃ!

私が読んだのは講談社が出版した文庫本で、全八巻。

一巻あたり本編だけでも400~500ページくらいあるので、なかなかのボリュームです。

登場人物もメチャクチャ多くて、ちょい役の人物や、たまにしか登場しない武将の名前がぜんぜん覚えられませんでした。

たぶん、読み終わった時点で全登場人物の1割くらいしか覚えてないかも。

でも、面白い!

集中力がなく理解力も乏しい私は、話が難しかったら途中で投げ出すかもしれないと思いながら読み始めたのですが、サクサク読めちゃいました。

本を読むにも時間が掛かるトロい女の私でも、予想していたよりも短い期間で読破できました。

読み始めたら続きが気になって止まらない!

男たちの熱き戦い!

穏やかな性格で、人に慕われ、ときに助けられて苦難を乗り越えていく劉備。

強引な性格ながら、高い求心力と鋭い戦略で勢力を拡げていく曹操。

人の才能を見抜く能力に長け、配下の将を信頼して任せることで領土を守った孫権。

三国志に詳しい人から言わせると浅いかもしれませんが、三国志歴の浅い私の人物評はこんな感じです。

魏・呉・蜀、それぞれの国の礎を築き固めた三人には、三者三様ながらそれぞれに魅力があって、現代社会で組織のトップに立つ人たちにも見習ってほしいところがたくさん。
(見習ってほしくないところもあるけど。)

政治家や企業の経営者はもちろん、中間管理職の人や学校の先生なんかも読むべきだと思います。

その他にも、三国志のことを知らない人でもその名前は聞いたことのある諸葛亮孔明と、その好敵手である司馬懿仲達との知恵比べ。

関羽、張飛をはじめとしたメチャメチャ強い武将たちが己の名誉と誇りと命を賭け、槍を交える戦場。

計をしかけ、計を見破り、ときに敵の計を逆に利用するといった高度な駆け引き。

などなど、三国志の中には男たち(「漢たち」って書くべき?)の熱い戦いが次から次へと繰り広げられていきます。

孔明の死後が気になる!

前半部分は蜀の皇帝となる劉備を主人公に据え、後半以降、劉備の死後は劉備の遺志を継いだ諸葛孔明を主人公に据えた物語として書かれています。

が、さらにその後の歴史については、簡潔にまとめられているだけだった点が少し物足りないです。

三国成立までの歴史、三国成立後、孔明存命時の三国それぞれの戦いについては詳細に描かれていて、お腹いっぱいになりました。

が、孔明の死後、三国のたどった歴史や、晋による天下統一の総仕上げの部分も、もっと詳しく読んでみたかったです。

もっとも、孔明の死後の歴史が詳細に描かれていないことに関しては、作者自身が作中で語っています。

孔明の死後の歴史については、また何か面白そうな本を見つけたら読んでみたいと思います。

1度だけでは読み足らない!2度も3度も読みたくなる!

三国志好きの人は「三国志の魅力は一晩では語りつくせない。」と言いますが、これだけ多くの人物が登場し、広大な国土を誇る中国のほぼ全土を舞台として約100年の歴史を描いているわけですから、そりゃそうですよね~

全巻読破したときは、名作かつ大作のRPGをクリアした後のような感覚になりました。

そして、前述しましたが、登場人物の名前がほとんど覚えられませんでした。

「アレ?この名前には見覚えあるけど、前に出てきたときは何した人だっけ?」とか「このふたり、名前が似てるけど兄弟だっけ?従兄弟だっけ?それとも赤の他人?」みたいなことが途中で多々ありました。

三国志に詳しい人と語り合えるくらいに詳しくなりたいので、また読み返そうと思います。

2度のみならず、3度でも読み返したいと思えるほど面白かったです。

世の漢たちが三国志について熱く語り合う理由が、この本を読んだら分かったのじゃ!

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