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ありきたりなハッピーエンドではない映画『ミスト』のレビュー

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どーも!

「触手」と聞くと興奮してしまう18禁バーチャルブロガー、キサカ・ヒメノです。

今回は2019年3月13日にテレビ東京の午後のロードショーで放送された映画『ミスト』のレビューでございます。

超巨大な触手が人間に襲い掛かるシーンもありますが、オトナ向けのゲームやアニメに登場するような触手とは比べ物にならないほど巨大な触手なのでイヤらしい妄想はできません。

ガチガチのモンスターパニック映画です。

極太触手だったり、巨大な昆虫とか翼竜のような鳥、巨大なクモ…などなど正体不明の化物が人間に襲い掛かります。

エンディングも衝撃的で、「ありきたりな結末の映画には飽き飽きしてるぜ!」っていう人におススメしたい映画ですね。

もちろん、モンスター・パニックとかパニック・ホラー的なジャンルの映画が好きな人にもおススメです。

あと、少しグロいです。

映画『ミスト』のザックリした概要

ある田舎町に突如として濃霧が発生――霧の中からは異形の化物が現れ、人間たちに襲い掛かる。

たまたまスーパーマーケットに居合わせた客たちは大混乱。

果たしてヤツらはどこからやってきたのか?

そして、スーパーマーケットに篭城した人々は生き残ることができるのか!?

原作はスティーブン・キングの同名小説。

映画『ミスト』の主な登場人物とその印象

登場人物は多いですが、主要な人物の役どころは掴みやすいので問題ないかと思います。

ただし、似たような見た目のおじさんが多いです。

デヴィッド

田舎町で仕事に勤しむ画家。

息子のビリーを連れ、隣に住むブレント弁護士と一緒にスーパーマーケットに買い物に来ていた。

冷静さと勇敢さを併せ持った男。

ビリー

デヴィッドの息子で8歳。

「ボクを怪物に殺させないで。」という父親への言葉が印象的で、映画のラストに効いてきます。

アマンダ

新任の女性教師。

スーパーマーケットの店内が騒然となる中、怯えるビリーの面倒を見る優しさと強さを併せ持った女性。

アイリーン

ビリーが通う学校の先生。

カワイイ名前ですが、おばあちゃんです。

ダン

血を流しながらスーパーマーケットに逃げ込んでくる初老のおじさん。

これをきっかけに店内は騒然となっていく。

オリー

スーパーマーケットの副店長。

見た目は冴えない小太りおじさんだけど、冷静かつ勇敢で頼れるおじさん。

じつは射撃の腕も一流。

映画の終盤で放った一発の弾丸がラストに効いてきます。

カーモディ

終末論を唱えるキリスト教信者(狂信者ともいえる)おばさん。

はじめは狂人扱いされるが…

ブレント

デヴィッドの隣に住む弁護士。

デヴィッドの車に同乗してスーパーマーケットにやってくる。

頑固者で、デヴィッドとも折り合いが悪い。

ジェサップ

若い軍人。

軍人なのに怯えるばかりで、ほとんど戦わない。

登場人物の中でいちばんの恐怖と絶望を感じたであろう人物。

ほかの登場人物に待ち受けている運命もキツいけどね。

子供の身を案じるおばさん

スーパーマーケットにひとりで来ていたが、子供を残してきた家に帰るため、霧の中へと消えていく。

はたして、どんな運命が彼女を待っているのか…?

映画『ミスト』の見どころと感想

怪物がマジで怖い

人間に襲い掛かる怪物たちが、とにかく獰猛で攻撃的です。

もちろん架空のモンスターなわけですが、リアリティもあって怖かったです。

人間側も銃や炎で応戦しますが、阿鼻叫喚の大パニックに陥ります。

こんなヤツらに襲われたら、マジで怖くてオシッコ漏らすかもしれん。

本当に怖いのは人間かもしれない…

ネタバレは避けたいので詳しくは書きませんが、冷静さを欠いた人間の心理というのも恐ろしいですな。

「災害の中にあっても日本人は秩序を守る」といった海外からの評価を耳にすることもありますが、もし、この映画のようなことが実際に日本で起こったらどうなってしまうのだろうか?と考えずにはいられませんでした。

極限状態の中でも冷静さを失わないためには、常日頃から自分の頭で考えて、正しい判断をする能力を養っておかなくてはいかんと思いました。

フラグがいっぱい

何気ないように感じた台詞や行動が、結末を迎えるときになってから効いてきます。

あの台詞はこの結末を暗示していたのか…とか、あのときにあーしていれば…みたいなことがけっこうあります。

わたしはこの映画を2回観ましたが、エンディングが分かっている状態で観ると、また新しい発見があって面白いと思います。

1度のみならず、2度も3度も観たくなる映画です。

結局はタイミングと運しだい…でも、最後まで諦めてはいかん

自分では正しい判断をしたつもりでも、それが悪い結果になってしまうこともあるということを痛感させられます。

ただし、最後の最後の瞬間まで諦めなければ、それがまた違う結果になるかもしれないということも思い知らされました。

映画の主人公デヴィッド一行は最後を迎える一歩手前のところで判断を誤ります。(もっといえば、その前の段階でも間違った選択をしています。)

しかし、そうは言っても、そのときにはそのときに考えられる最善策をとっていたことも否定できません。

結局、人生というのはそのときになってみなければ何が起こるか分からないし、「あのとき、こうしていれば…」なんて悔やんでも仕方ないことなんですなぁ…

そして、ありきたりなハッピーエンドではない衝撃的な結末が待っています。

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